Good Health = Great Art

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Art chooses a good way of life
— Baku Osawa

日々の生活を健康的に構築してゆくことは愉しくもありますが、食材選びや自炊の負担を考えると時々悩んでしまうことがあります。健康と思想、健康と芸術はどのように密接に関わっているのでしょうか?生きるだけの食物では無いことは明確ですが、良い作品を創り上げるためには良い食物や精神が必要なのでしょうか?

Although it is fun to build a healthy life every day, it is sometimes a problem when considering the burden of choosing food and cooking. How closely does health and thought, health and art work? It is clear that it is not a food to live, but is it necessary to have good food and spirit to make a good work?

 
 

食事をする環境を考える

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食事の質を考える前に、食事を摂る環境について考えてみました。結婚するまで一人暮らしが長かった私は常に一人で食事をしていました。朝食・仕事先での昼食、そして帰宅後の夕食はほぼ一人でした。

会話をする相手がいれば良い方ですが、いつも淡々と自分だけの分量を作り食していた記憶があります。まれに友人と食卓を囲む時は、少し豪華な盛り付けで、食事中の会話も弾んでいたように、一人での食事にはよっぽどのストイックな精神がないと飽きがきてしまうでしょう。

私には「食事」という行為が1日の中でとても大切な順位の中に属しています。創造的に作る工程や、素材の味付け、前日からの下味、火加減や計量など、いたる所に目を配り、良い製品を創り上げなくてはいけないからです。

それは一人であっても同席者がいる場合の家族でも友人でも一緒で、手先から何かを創造する事に於いて、とても大切なプロセスだと信じているからです。

独身で一人暮らしの場合は、毎日の食への環境を変化させることができます。外食、自炊、食べる場所など、アレンジを加えれば1週間で7通りは簡単に実行することができるでしょう。

既婚者は、一人暮らしの方よりも、家族や親戚との会食が増えるでしょうし、お子様がいらっしゃるご家庭に於いては、家族単体で食事を頂くケースが多くなると思います。

時代の変化と平行して自身のライフスタイルの変化も、その食事形態が変わってきます。上記のような環境の変化が、その都度の大切な人たちと食事を囲むスタイルに変わっていくことで、私の食生活の環境も無理なく確立されてきています。

 

シンプルで質が良い食材

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私が素材選びで最も大事にしている事は、調理手順よりもその素材です。加工されているものはほとんど選びません。土がついた野菜や、農家産が畑の横で販売している穀物、冷凍ではない魚など、単価は多少高くなったとしても、なるべくシンプルで質が良い食材をチョイスしています。理由は簡単です。

  • 本来ミネラルなどの栄養素を多く含む食材は加工されるとその要素が薄くなるため

  • なるべく生産者から手数が少なく綺麗な食材を選定することで、感謝しながら頂くことができるため

  • 満腹感よりも幸福感を選んでいるため

  • 調理工程が削減できるため

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私のご近所のスーパーにはたくさんの食材のチョイスがあります。様々なメーカーが同種の食材加工を手掛けて、安価で美味しそうな演出をして販売されています。

作り手、加工業者、製造業者、梱包、輸送、そして販売という長い工程を介して陳列される食材をみても響いてくるものがありません。

私の子供達もスーパーで目に行くものは鮮魚だったりフレッシュミートだったりと生ものが多く、加工品や乾物コーナーには立ち寄らない傾向があります。

生後から10歳頃までに食した内容の記憶は、大きくなっても忘れないというのは本当のようです。

健康を保つための努力と継続、そしてシンプルであって質が高い素材を選定することが一番大切ですね。

 

健康は思考と行動から成り立つ

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ただ単に健康といっても、様々な面からみた「健康的」が存在します。物理的に身体を動かすための健康もあれば、視聴覚的に研ぎ澄まされるための健康、そして創造を助長するための健康など、研究・促進分野によってそれぞれの見方が変わってくるでしょう。

思考が正しければ行動も正しくなり、行動が正しくなれば評価も高くなります。評価が高くなれば実績として紹介することができ、実績を持つもの同士が人と人として大きな枠で繋がって行くものだと感じます。

それはまさしく、健康的な人生の歩み方ではないでしょうか?

高くて良いメニューを選ぶ事だけが幸せということではなく、質が良い素材をどのようとクリエイティブに付き合って行くかという事を優先すること自体が、健康への道筋を作ってくれるものだと思いませんか?

 

そのとき、アートが人を選ぶ

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作家の多くは、我が作者であり作品は私の子孫である、というような見方をする方がいらっしゃいます。それはそれで幸せな思考であって過去にも沢山の作家が同様な思考で生前活動されていたのだと思います。

私は違う考えがあります。

アートは作家を通して産まれてくるもので、創り(産まれ)上げる工程を手助けしているだけに過ぎなく、その産まれてくるタイミングは作家としての志や環境に依存するため、日頃健康を通して鍛えておかなくてはいけないと強く感じています。

子供が親を選んで産まれてくるように、作品も作家を選んで産まれてくる。
私の場合、このような思考になったのは上記までに挙げた、健康への意識でした。何事へもバランス良く、時に崩れて失敗し、また立ち治すという繰り返される工程を生きている最中に気付かされたのです。

 

生活とアート、思考と健康

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生活態度から垣間見れる人には見せない実態は、その食事風景や食物の選定から理解することができます。生活感があって温かいのか、薄暗い照明でも愉しそうな食卓を囲む時間があるのか、食べるだけで健康を維持する事よりも、どのように維持してゆくかが。これからの私のテーマでもあります。

思考の行動の良さが健康向上に繋がると言い切っても良いように、その後の生活態度が更に高まることで、その人間を通過して放出されるアートも、文化への別格の意味合いと個性をしつらえて産まれてくるのではないでしょうか?

良い作品のためには良い食物と環境が必要です。
平面的なアート作品のみならず、多くのアスリート、多くの科学者など、多面的にアートと共に生きようとしている全ての人間には、健康という財産が毎日積み重なって行く必要があります。

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